肥満と死亡率にはどのくらい関係があるのか?
肥満になると死亡率が上がる
以下のグラフは、明治生命保険相互会社のデータを元にした肥満と死亡率の相関を表したグラフになります。
明治生命保険相互会社の調査によれば、1972(昭和47年)〜1982年の間に保険契約した15〜69歳の372万人のうち死亡者2万8600人の性、年齢、肥満度別に標準死亡率を分析したところ、肥満が短命につながっていることが明らかになりました。
引用元:肥満は命をどれだけ縮めるか?|肥満・肥満症 |healthクリック
http://www.health.ne.jp/library/0300/w0302014.html
横軸は平均体重の人を(±)0%として、肥満度をあらわしています。結論を書くと
肥満度は高ければ高いほど死亡率は上がる傾向にある
と言えそうです。
男性の15〜39才の肥満度45%の死亡率だけ妙に下がってますが、これは被験者?のデータ数が少ないのではないのか?というのが管理人の推測になります。
肥満度をどう計算しているのかわかりませんが、仮に
平均体重×1.45の人が肥満度45%
だとしますと、「とある身長(例えば170cm)」で平均体重が60キロの場合、その身長(170cm)で87キロになっている人が肥満度45%になるわけです。
こういう「非常に肥満度が高い人」でなおかつ「男性」で「15〜39才の間に生命保険に入っている人」が少ないから、たまたまこの条件の人だけ死亡率が少なくなったのではないか?と考えています。
上記グラフで「男は肥満度が40%を超えれば逆に寿命は延びるんだ!!」と考えるのは不自然な考察になるかと思います。
肥満と関連性の深い15の病気
以下の3つの本に書かれていた肥満と関連性があり、命にかかわる病気を紹介します。
著作:「怖い体脂肪をどう減らすのか」
著者:片岡邦三
著作:中性脂肪が高く肥満・動脈硬化が気になる方へ
著者:西崎統
著作:「肥満はなぜこわいのか」
著者:末松弘行
- 糖尿病
- 肝硬変
- 虫垂炎
- 胆石
- 慢性腎炎
- 脳出血
- 脳梗塞
- 心不全
- 狭心症
- 心筋梗塞
- 乳ガン
- 子宮体ガン
- 子宮頸ガン
- 大腸ガン
- 前立腺ガン
他にも動脈硬化・高血圧・高中性脂肪血症・痛風・関節障害などあったのですが、とりあえず命に関わるものを優先的に書いてみました。
それぞれの命に関わる病気と肥満の相関については、別記事に書き、下のほうでリンクを記載しておきます。
肥満と関連がありステルス性のある怖い病気
肥満と関連があり命に関わる病気は怖いものですが、それと同時に
静かに深く(重く)病状が進行していくステルス性のある病気
が怖いと思っています。
自覚症状が出てきた時、もしくは自覚症状が気になって病院にいった時には既に手遅れという病気です。
以下の別記事に
- 命に関わり
- ステルス性のある
病気をまとめてみましたので、興味のある方はそちらをご覧下さい。