肥満と大腸ガン※肥満と相関がありステルス進行性が怖い
男性も女性も大腸ガンは多い
以下のグラフは過去のデータを元に2015年に新たにガンにかかる人数を予測した数値です。
青矢印にあるように男性、女性共に大腸ガンにかかる割合が多いことがわかります。
肥満は大腸ガンになりやすい
著作:「怖い体脂肪をどう減らすのか」
著者:片岡邦三
によると
男性の場合は大腸ガン、前立腺がんなどが肥満と関係すると考えられている。肥満度プラス40%以上の男性の大腸ガン発生率は、標準体重者の1.73倍というアメリカ癌学会からの報告がある。(p.113)
(中略)
連日、ビーフ、ポーク、チキン、ハムなどの肉類を食べ、野菜や海藻のとり方が少ない食習慣のある人ともなると、大腸ガン発生率は2.49倍にもアップするという調査結果もある。(p.113)
(中略)
同じ日本人でも、ある県からアメリカに移住した人は、日本に残った人との比較で、大腸ガンの死亡率が2.5倍も高いとされるとされている。
(p.113〜p.114)
(中略)
毎日の食生活を見直し、運動を取り入れて体脂肪過多にならないようにすることしか、大腸ガン発生を抑える特効薬はないと考えるべきだろう。(p.114)
引用元:怖い体脂肪をどう減らすのか
著者:片岡邦三
大腸ガンは自覚症状が出にくいのか?
大腸ガンの自覚症状として以下のようなものがあります。
- 血便が出る
- 細い便が出るようになる
- 残便感がある
- 膨満感
- 腹痛
- おなかにしこりがあるような感じがする
- 便秘と下痢ばかり繰り返す
- 貧血が起こりやすくなる
- 吐き気やおう吐感がある
- 体重が突然減少する
「血便が出る」以外の自覚症状で軽いものだったら、病院に検査に行く人は少ないのではないでしょうか?
「血便が出る」場合も、日頃、自分の出したものを見る習慣のある人でないと気づかないかもしれません。
大腸ガンの血便の血は黒っぽくてべっとりしているものが多いそうなので、しっかり見ていないと見落とすかもしれません。(痔のように鮮やかな赤の場合もあります。)
また痔と思う人もいるので、大腸ガンと気づかない人もいるそうです。
気になるのは、大腸ガンを疑うきっかけが「血便が出たこと」だとして、この血便が出た時にはガンはどれくらい進行しているのだろうか?という話になります。
大腸ガンは自覚症状が出た時には遅いのか?
以下、大腸ガンの自覚症状と、自覚症状が現れた時、どれくらいガンが進行しているのか?という話です。
発症する部位により症状は異なりますが、共通しているものとしては、下痢と便秘の繰り返しや血便、下血、膨満感、貧血があります。
下血や血便が伴いますので早期発見しやすいといえるでしょう。
しかし、右側結腸がんや横行結腸がんは早期には殆ど自覚症状がありません。
血便や貧血などの症状が現れたときには、 かなり進行しています。
全般的に、大腸がんは痔の症状と似ているため、発見が遅れる場合がありますので注意が必要です。
引用元:水入クリニック がん免疫療法 大腸がん
http://www.mizuiri-clinic.com/bowel-cancer.html
つまり
- 原則、下血や血便が伴うので早期発見しやすい
- しかし、右側結腸がんや横行結腸がんは、ほとんど自覚症状はなく、血便や貧血などの症状が現れたときはかなり進行している
- (大腸ガンの自覚症状は)痔の症状と似ているため、発見が遅れることがある
という事になります。
非常に大変な人工肛門
大腸ガンをわずらい命は助かったとしても、肛門が人工肛門になることもあります。ちょろっと調べただけですが、かなり大変なようです。
ネットで調べてみると、「食事中に勝手に、にょろにょろっと排便される・・・」とかいったものがありました。。。